シルバー文鳥のセロリくんが家族になってから2ヶ月が経ちました。最初は手を見ただけでバタバタと逃げ惑う荒鳥でした。放鳥すればケージに戻ってくれず、どうしたものかと憂う日々でした。
最近のセロリくんは、もう荒鳥ではありません。立派な手乗り文鳥です。放鳥が終わりケージに戻すときは、嬉しいことに、お手々タクシーでちゃんと戻ってくれるようになりました。
①文鳥、荒鳥を放鳥するとこうなる【初めての放鳥】
②文鳥、荒鳥の放鳥は甘くなかった【放鳥、2回目】
③文鳥、荒鳥の放鳥、ケージに戻す方法【放鳥、3回目】
④文鳥、荒鳥が手から餌を食べた!【放鳥、4~7回目】
⑤文鳥、荒鳥の放鳥はやっぱり戻らない【放鳥、8回目】
⑥文鳥、荒鳥の放鳥、ケージに戻すのは焦らず時間をかけて
⑦文鳥、荒鳥が手乗りになった!放鳥から素直にケージに戻る!←この記事です。
ダークシルバー文鳥♂
7月にホームセンターでセロリくんと出会ったとき、生後2ヶ月、性別不明のライトシルバー文鳥ということで、お迎えを決めました。その頃はまだヒナの羽で全身が薄いグレーでした。
白文鳥パセリくんを迎えたとき、ずっと1羽飼いを貫くつもりでいました。が、細川博昭さんの「長生きする鳥の育てかた」を読んで考えを変えました。2羽目を迎えると決め、この一週間で2羽目用のケージやグッズを用意しました。 2羽目はシルバー文鳥[…]
お迎えして間もなく始まったヒナ換羽が9月に入ってほぼ終わりました。すっかり大人の文鳥っぽくなったセロリくん。なんと、ライトシルバーではなく、ダークシルバー文鳥になりました。
ちょっとホームセンターさん、話が違うじゃん!とも思いました。でも、シルバーはシルバーです。思い描いていたライトシルバーとは雰囲気が違いますが、シルバー色の濃淡コントラストがとてもステキです。
先輩白文鳥パセリくんは男の子です。繁殖を考えていないのとさえずりを聞きたかったので、出来れば男の子がいいなと思っていました。そしたらなんとセロリくんはぐぜり始め、男の子と判明しました。
最近ではすっかりさえずりが上手になり、やっぱり、このセロリくんをお迎えして良かった~!と思っています。
荒鳥が手乗り文鳥になった!
お迎えしたとき、セロリくんは生後2ヶ月。すでに一人餌になっていました。きっとそれまでに、手で捕まれて怖かったことがあったんでしょう、手を見ただけで怯えてバタバタと逃げ惑いパニクっていました。荒鳥でした。
とは言ってもまだ生後2ヶ月です。頑張って慣せばきっと手乗りになると思い、毎日声をかけました。だんだんと、シードで釣れば手に乗ってシードを食べるようになりましたが、単にシードに釣られたときだけ仕方なく手にいる、というかんじでした。
それが最近、シードなしで「おいで」と手を差し出しても来るようになってきました。
パセリくんのように、とにかく手のひらにいるのが好きで放鳥中の基本が手の上というわけではありませんが、手でも全然問題がないという様子になってきました。
手に乗って羽繕いもすればさえずりもします。手の上でピョンピョンとダンスもします。手から降ろそうとTパーチに近づけても降りようとしません。思わず、「セロリくんって、手乗り?」と話しかけてしまいます。
放鳥からの帰宅はお手々タクシー
放鳥をし始めた頃、本当にケージに戻ってくれなくて、いろいろと悪戦苦闘しました。そして考えたのが、放鳥から戻すとき、手の上でシード食べているところをすーっとケージに入れる、という方法です。
戻りたくないセロリくんが、手のひらで食べているとケージに入れられると気付き、ツツツーッと腕の方に歩いてしまったり飛び立ってしまったり、何度も失敗しては戻すのに時間がかかっていました。
放鳥から戻す、決定的にいい方法がないものかと、いろいろと考えたり調べたりしていました。
あるとき、パセリくんも放鳥から戻りたくなかった頃が一時期あったのを思い出しました。でも今はすんなりと戻ってくれています。どうやったっけ?
まず放鳥中はしっかりと遊んであげる。そしてケージに戻すときもひたすら話しかけたように思います。言葉が通じると信じているかのごとく、「帰ろうね、いい子だねー」というかんじで。戻ったら「偉かったねー」と褒める。そうするうちに、だんだんと戻ってくれるようになったんだっけ・・・と思い出しました。
そこで気付きました。セロリくんを戻そうとするとき、とにかく早く戻したい、というだけで、話しかけもせず、ひたすら食べているところをセロリくんに気付かれないようにケージの中へ騙し討ちのように入れるタイミングだけに集中していました。
ケージの掃除をする為にその間だけ出ていてもらう、という目的で放鳥していて、放鳥中にセロリくんとコミュニケーションをしっかり取っていなかったことにも気付きました。とにかく掃除中は出ていてくれ、掃除が終わったら早く戻ってくれ、という感覚でしょうか。猛反省です。
文鳥には気持ちが通じるはずだから、こちらから心を開いて話せば、気持ちが届いて答えてくれるのでは、と考えを改めたのです。
私は文鳥たちのお世話日誌をノートに書いています。今となって見直したら、明らかにその境目がありました。8月26日までは「なかなか戻らない!いい方法はないか?」と書いてありました。8月27日から「戻すとき、おうち帰ろう、と話しかけた」となっています。
実際にはこのときからケージの掃除中も掃除が終わってからも、セロリくんに気持ちを向けました。私は自分に、セロリくんを見守る余裕がなかったことに気付きました。
驚くことに効果はすぐに現れました。その日から、放鳥からケージに戻そうとしてから実際にセロリくんが戻るまでの時間が、それまでの15分、20分、30分という時間から、1~3分から長くても5分と、圧倒的に短くなったのです。
その後も紆余曲折はありましたが、ここ一週間ぐらいは、戻そうとして1回ですぐに、お手々タクシーでのご帰宅が完了しています。
文鳥、2羽目を迎えて良かった
元荒鳥が手乗りと呼べるまでになり、帰宅拒否問題も解決に向かい、2羽の文鳥との毎日がより充実してきたときに、予約していた細川博昭さんの新刊「くらべてわかる文鳥の心、インコの気持ち」が届き、読みました。こんな本を本当に読みたかった!
まだ1通り読んだだけなので、今後何度も読み返したいと思います。細川博昭さんには、ぜひ文鳥専科の続編をお願いしたいところです。
①文鳥、荒鳥を放鳥するとこうなる【初めての放鳥】
②文鳥、荒鳥の放鳥は甘くなかった【放鳥、2回目】
③文鳥、荒鳥の放鳥、ケージに戻す方法【放鳥、3回目】
④文鳥、荒鳥が手から餌を食べた!【放鳥、4~7回目】
⑤文鳥、荒鳥の放鳥はやっぱり戻らない【放鳥、8回目】
⑥文鳥、荒鳥の放鳥、ケージに戻すのは焦らず時間をかけて
⑦文鳥、荒鳥が手乗りになった!放鳥から素直にケージに戻る!←この記事です。