文鳥が信頼している飼い主を噛んでくる理由はいろいろあります。
換羽期でイライラしていたり、愛情表現で羽繕いのつもりでつついてきたり、完全に止めさせるのはなかなか難しいものがあります。
わが家のパセリくんとセロリくん、普段は甘噛み程度ですが、換羽期や繁殖の季節には、急に噛み方がしつこくなってきたりします。
そんなときの対処方法で、いいことを思いついたので書いておきます。
長袖の文鳥用の服
パセリくんは今年1月で4歳になり、セロリくんも今月で4歳です。お世話をしたり放鳥したりするとき、私は季節を問わず長袖の文鳥用の服(洗い替えあり)に着替えます。
去年あたりから、長袖一枚の上から噛まれるとかなり痛くなってきました。4年間ずっと着ているので生地が薄くなってきたのかもしれません。
だからといって、毎日お世話のたびにもう一枚重ねて着たくないし、噛み癖からどうしたら肌を守れるのかと考えました。
アームカバー・タオル・バンダナ
思いついたのが日焼け防止用のアームカバーです。1枚では薄いかなと思い、指先から肩まであるアームカバーを片腕に2枚ずつ重ねて着けて、その上から長袖を着ました。
これはなかなかいい思い付きで、パセリくんは袖の上でぴょんぴょん求愛して噛んできますが、ぜんぜん痛くなくなりました。
すると今度は、今までは噛まなかった首回りや耳を噛むようになってきました。
腕の防御だけでは足りないので、フェイスタオルとバンダナでマスクのように顔ごと首を覆い、ヘアバンドと洗濯バサミで止めてみました。
見た目はひどいことになっていますが、これも効果抜群でした。タオルとバンダナの外側で噛んでるみたいですが、私はなんともありません。
欠点として、お世話の前に自分の装備準備をするのが毎日のことでかなり面倒でした。それほど、あれこれと防御策を施していたわけです。
パーカーに気づいた
さて、ここからが今回私がやっと気づいた、多分、他の方々は普通にやっているであろう、文鳥から肌(首、耳、頬、腕)を守る最強の方法です。
パーカーです。
実は私、あまりパーカーは好きではありませんでした。好みの問題です。
パーカーを着るなら、トレーナーを着ます。フードを後ろに垂らしたかんじが好きになれず、前から見た襟元もいいとは思えなかったのです。
洗濯して干してもフードが乾きにくく、乾かすためにはフードを広げて干さなきゃならないのが面倒でした。
普通のトレーナーやTシャツの方が普通に着るのも扱うのもラクなので、ほぼパーカーを着たことがありません。
しかし、何気にふと気づいてしまったのです。これ、文鳥攻撃から身を守るのに簡単で最適かも、と。
唯一持っていたパーカーを引っ張り出してきました。普通に普通の、私にはゆったりめのグレーのパーカーです。
朝の文鳥たちのお世話時間、これまでずーっと文鳥用の長袖服を着ていましたが、パーカーを着てみました。
まず、お世話をする前の準備がラクです。タオルとバンダナを巻き付けて洗濯バサミで止める手間もないし、アームカバーもつけなかったので時短になりました。
噛み癖対策の効果も完璧でした。ケージの掃除をしながら噛まれたかもしれないけれど、ぜんぜん痛くありません。
服が違うからと言ってパセリくんとセロリくんが警戒することもありませんでした。これ、大事なことです。
こんな簡単な誰でもやってるであろうことを、なんで私は気づかなかったのか、と我ながらあきれます。
ていうか、普段からパーカーを着ている文鳥飼いの方は、普通に実践されていることなんだと思います。
私にとっては、すごい方法を発見して便利になりました。パーカーの洗い替えを買おうと思います。