文鳥は青菜が大好きです。食事がシード中心の文鳥さんはもちろん青菜が必要ですが、ペレットを主に食べている文鳥さんも青菜をあげると喜びます。
文鳥は青菜だけでなく、いろいろな野菜や果物を喜んで食べます。野菜や果物で、文鳥にあげて良いものといけないものをまとめました。
わが家に白文鳥のパセリくんが来てから2ヶ月が経ちました(2021年3月現在)。初めは羽も生えそろっていなかったのに本当に成長が早く、今はヒナ換羽中で怒りっぽく、やたら手などを噛みまくってきます。
パセリくんも青菜が大好きです。試行錯誤しながらパセリくんにいろんな青菜をあげてみた反応もご紹介します。
文鳥は野菜と果物が好き
文鳥にあげて良い野菜とダメな野菜
新鮮でみずみずしくピンとしている野菜を選びます。農薬の心配があるので、しっかり水洗いしてから文鳥にあげましょう。
野菜の好き嫌いもいろいろあり、エンドウ豆の豆苗が好きな文鳥は多いようです。そら豆の豆苗はNGなので買うときには注意しましょう。
シュウ酸が多いほうれん草や粘り気があるオクラなど、あとニラなどのネギ系は、あげてはいけない野菜です。
良い | ダメ |
〇小松菜
〇チンゲンサイ 〇パセリ 〇水菜 〇豆苗(エンドウ豆) 〇ブロッコリー 〇人参 〇大根の葉 〇ピーマン 〇パプリカ |
×ほうれん草
×あした葉 ×ニラ ×ねぎ ×玉ねぎ ×豆苗(そら豆) ×オクラ ×モロヘイヤ ×タケノコ ×ニンニク |
文鳥にあげて良い果物とダメな果物
果物はしっかり熟しているものを選んでください。あげるときに種を取り除くのも大事です。果物は糖分と水分が多いので毎日ではなく週に1回程度、おやつの楽しみとして少量をあげましょう。
フンの状態を見て、下痢気味になる場合があげすぎかもしれません。果物は必ずあげなければいけないわけでなく、あくまで少量の楽しみ=嗜好品と考えていいと思います。
良い | ダメ |
〇イチゴ
〇リンゴ 〇みかん 〇梨 〇スイカ |
×アボカド
×もも ×マンゴー ×パイナップル ×キウイ |
青菜は「菜さし」であげるのが便利
文鳥のケージに青菜を入れてあげるのに、クリップや洗濯ばさみで挟む方法もありますが、「菜さし」であげるのが便利です。菜さしは、SANKOの「小鳥のベジタブルポット」を洗い替えに2個用意していて、交互に使っています。
差し口があるキャップがついていて、青菜の茎を支えるので、文鳥が引き抜きにくくなっています。
小松菜は1枚、多くても2枚なのでスッと入ります。
↑ ビフォー
これが、こうなります。
↓ アフター
水菜は細いのでまとめて入れるのに少しコツがいります。一日にこの量を食べるのではなく、ほとんど引きちぎって引っこ抜いて散らかしています。
チンゲンサイは茎が太いので、キャップを外して、それでもギュウギュウと押し込むかんじになります。
水を入れているとはいえ、お昼頃に入れた青菜は文鳥の攻撃を受けて夕方にはしおれ放題です。それでもまだつついて遊んでくれているので、私は翌朝の掃除のときまで、そのまま入れっぱなしです。それを出すためにわざわざ文鳥の縄張り(ケージ)に手を入れなくてもいいかな、とも思うので。
白文鳥パセリくんの場合
食事はペレットが中心
食事がシード中心の文鳥さんは、不足するビタミン類とカルシウムを日々補うために、青菜や野菜を毎日あげる必要があります。
パセリくんの場合、果物はリンゴを何度かトライしました。大きさや置き方を工夫したんですが一向に興味を示さないので、やめました。
食事はペレット中心なので、栄養というよりも、つつく楽しさやストレス解消の為に青菜をあげています。
さし餌をあげていた頃は、小松菜、チンゲンサイ、豆苗を、ボレー粉と一緒にすり鉢ですってあわ玉に混ぜていました。さし餌のときは、扱いやすかったので小松菜をあげる頻度が高かったと思います。
小松菜からパセリまで
その後一人餌になってから小松菜は喜んで食べますが、チンゲンサイと豆苗はなぜか無視。さし餌の頃、小松菜をあげることが多かったので、なじみの味なんでしょうか。
文鳥といえば豆苗というのが一般によく言われますが、文鳥によって好みがあるようです。結局、毎日小松菜ばかりあげるようになりました。
でも飼育書に、野菜はなるべく日替わりでいろいろな種類をあげるとよいと書かれています。
そこでまず、パセリをあげてみました。パセリくんだけに・・・(笑)
最初からメッチャハイテンションで攻撃して、つつきまくり乗っかりまくりです。
もしかして、小松菜よりもパセリが好き?何度かあげてみましたが、よく考えてみたら、パセリの形状からか遊んではいますが食べたのかどうかの判断がつきにくい気がします。
安定して食べてくれる小松菜も、すぐにつついて乗っかります。ケージの外に小松菜が見えると、ケージに入ってくることに対してまず威嚇。ケージの定位置に菜さしを設置すると、早速「やっつけ」にかかります。
ほどなくパセリくんのくちばしと足の爪が緑色っぽくなってきます。
水菜、食べ過ぎ?
小松菜をしばらく続けていましたが、あるとき水菜にチャレンジしてみました。パセリくんに初めて水菜をあげた日、まずは警戒して近づかずその後も少しつつく程度でした。が、2回目にあげたときに水菜が大好きと判明しました。
しかしその翌日、もう水菜あげるのやめようかと思いました。あまりに美味しくて水菜を食べ過ぎたのか、その日ペレットをいつもの3分の2ほどしか食べていなかったのです。翌日に残ったペレットの重さを計って判明しました。
ヒナ換羽中のパセリくんには、栄養価が高めのペレット、ハリソンのハイポテンシースーパーファインをあげています。換羽で体力を使っていると思うので、ペレットをしっかり食べて欲しいのです。
別の日に、今度は夕方から水菜を入れてみました。朝から午後まである程度ペレットを食べているので、あとは水菜をつついて遊んでもらえばいいかなと。やはり水菜はよく食べるしよく遊びます。つつく、ひっぱる、ちぎる、踏みつける。
月に一度のケージ丸洗いの為、その日はケージとえさ入れを午後に入れ替えました。なので残念なことに一日トータルのペレット消費量がわからず、夕方からの水菜がペレット摂取量に影響したか不明です。
でも翌日の体重は変わっていなかったし、パセリくんは充分に水菜をつつきまくり散らかして食べて遊んでくれたので、まあ良かったかなと思います。
毎日の青菜が楽しみ
午前中はまず栄養を摂るためペレットを食べてほしいので、少し落ち着いたお昼頃に青菜をあげています。まず威嚇してキャルル。すぐに近づいてつつく、乗る、食べる。
そしてパセリくんのくちばしと足の爪がほんのり緑色になります。
青菜は何かしらを毎日あげています。遊んだり、食べたり、パセリくんは日々、青菜を楽しみにしてくれているように思います。