心療内科の先生に障害状況確認届の診断書を書いていただくにあたり、次回の通院には何としても娘を連れていくことになりました。先生が「診断書を書くには、本人を直接診察したい。」と仰るのは全く持ってもっともな話です。
私も、娘を心療内科に連れていき先生に診て頂きたいのはやまやまです。しかし娘が前回診察を受けてから半年近く、一緒に行こうと言っても「イヤ!」の一点張り。更には泣きわめきます。
実は前回の通院時、娘は病院の駐車場で車から降りず、先生が駐車場まで診察に出てきてくださったという経緯がありました。
こうして、2週間後の次回予約までに娘を説得し心療内科に連れ行くという私の戦いが始まりました。
ハンストはよくあること
急な予定に対応できない娘には、予め通院日を伝える必要があります。
それには本人を診察しないと書けないから、
2週間後に予約取ったから、
一緒に行こうね。
病院に行きたくない娘は、ハンストを始めました。よく、あります。
イヤ!
先生、診断書にウソ書く。
障害年金もらえない。
もうお金ない。
ご飯食べちゃいけない!
娘は怒り、泣き叫んで部屋に引きこもります。
丸1日ぐらいその状況が続いた後、娘は部屋のドアを開け隙間から顔をのぞかせました。
と明るく迎えます。デザートにプリンも用意して、娘の機嫌をとります。
とりあえずハンストは今回も1日で終了しました。
本当に自分で動けなくなる
娘は家の中でもその日の容態によって、自分で動けないことがよくあります。
うつ病と診断される前、娘は普通だと思っていた頃にも「動けない」と言うことがありました。何をふざけて甘ったれてるんだか・・・と思ったものです。
どういうときに、どういう精神状態でそうなるのかいまだにわかりませんが、本当に自分で動けない状況にたびたび陥ります。
ハンストは終わりましたが「動けない」頻度が増えました。1日に1度や2度ではありません。
娘はガッチリした体形。しかも私より15cmぐらい身長が高いと思います。
立てない、座れない、トイレに行けない、ベッドに上がれない。次から次へと娘の体重を私が支え続けます。
元々、私は腕力・握力が弱く、年齢なりの腰痛があります。娘をそのたびに支え、引き上げ、持ち上げるのは、私にとって限界を超えるものでした。
私の腕・腰が、もう無理
実は、娘のベッドはロフトベッドです。しかも、娘がかなり気に入って買ったベッドです。これまでも何回か、低いベッドにしようと提案したのですが、そのたびに大荒れになり却下されました。
しかし、もはや本当に私が無理です。腕も腰も限界です。
思い切って娘に言ってみました。
低いベッド買おう。
やはり・・・いつもの発作です。大荒れになってしまいました。
でも、本当に私が無理なのです。どうしたら良いのか・・・
娘が譲歩してくれた
大荒れの末、やっと寝てくれた娘。次の日、なんと娘から譲歩の発言がありました。
どこに置いたら使いやすいかな?
ロフトベッドを解体し、代わりに低いパイプベッドを買って使う気になってくれたようです。
ロフトベッドを解体するには、物でいっぱいの娘の部屋を、まず片付けることから始めなければなりません。
部屋の片付け、ロフトベッドの解体、部屋の配置を決める、新しいベッドを選ぶ、購入、組立て、設置、等々。
順番に娘の機嫌を伺いながら完結まで、何日、いやもしかしたら月単位でかかるかもしれません。
しかし娘がその気になってくれたこのチャンスを逃すわけにはいきません。私の腕、腰、体調の為に頑張ろうと決意しました。
いや、それと並行して、娘を心療内科に連れて行くという難関が来週に迫っていました。
予約日まであと1週間、そろそろ説得にかからなければなりません。