パールホワイトハムスターの女の子が、わが家の一員となりました。1日目は床敷き材にもぐるのがお好きの様子。丸い木製ハウスにも入ってくれました。お気に入りのハウスが四角い木製ハウスに落ち着くまで二転三転した二週間の様子です。
ハムちゃんが気まぐれで寝床を変えた遍歴、というよりも、私がどうしたらいいものかと迷った軌跡というほうが正しいかもしれません。
カクレガから新しい木製ハウスまで
2日目、ルーミィのカクレガ
一夜明けてわが家での2日目、12月31日の朝です。夜中に回し車の音やカリカリとペレットを食べる音が聞こえていたので、元気に過ごしてくれたようです。ハムちゃんはルーミィのステージ下「カクレガ」で寝ていました。
陶器のキノコハウスは冬だからいらないかなと思い外しました。キノコの見た目がかわいいんですが、陶器はヒヤッとするかんじが夏向きといわれています。
先代パールホワイトは、カクレガにちょこっと入ることはあっても寝ることはなかったので、その子の個性がでます。
せっかく気に入って落ち着いてくれているので、段ボールを切ってカクレガの部分だけ囲い、暗くしてあげました。
5日目、丸い木製ハウス
1月3日、年末年始をはさんでamazonで注文してあった四角い木製ハウスがやっと届きました。
最初から入れていた丸い木製ハウスは、先代パールホワイトがあまり入ってくれなかったものです。洗って干して消臭スプレーしましたが、木製なので、もしかしたら先代のにおいが完全に消えてないかもしれません。
ハムスターは嗅覚が敏感です。他のハムスターのにおいが全く無い、この子専用の木製ハウスを用意してあげたかったのです。
年末にハムちゃんはルーミィの右側手前のカクレガで寝ていたので、ヒーターをその下に設置し直していました。
それが暖かすぎたのでしょうか?私の心配をよそに、今日はヒーターがない先代の木製ハウスにまた戻っていました。それとも左側奥の回し車横という場所が落ち着くのでしょうか?
そっとふたを開けてみました。起こして、ごめんね。
よくよく考えてみると、先代からの丸い木製ハウスに自分で入ったのだから、同じような木製ハウスを更に入れる必要なないのかもしれません。においは気にならなかったのでしょうか。
ハムちゃん専用に用意した、お下がりではない新しいハウスを使ってほしいなぁと思うのは、私の勝手な希望かも、です。
さて、そうは言ってもせっかく購入した新しい木製ハウスです。ケージに入れてみました。
ハムちゃんは丸い木製ハウスに入って寝ぼけたまま配置換えのために移動です。
ピンクのトイレは使っているようなのでそのまま置きたい。今までの丸いのと新しい四角どちらの木製ハウスがいいか本人、いや本ハムに選んでほしいからハウスは二つとも置きたい。広めのルーミィですが、あれもこれもと所狭しです。
なんかぎゅうぎゅうになりましたが、これでしばらく様子をみることにします。ルーミィのカクレガ、丸い木製ハウス、四角い木製ハウス、選びたい放題です。
8日目、新しい木製ハウス
1月6日、ハムちゃんは新しい四角い木製ハウスにいました。
よく寝ています。
起きて顔を出しました。
ハムちゃんの様子を見ながら考えました。オープンなルーミィのカクレガより、完全に隠れられる木製ハウスの方がいいはずです。いっそのことステージを取れば、給水器が右奥に付けられるしケージが広く使えるはず。
ステージを外して、給水器を右奥に移しました。ここなら天井に給水器をセッティングする穴があるので、付け外しが楽です。私が模様替えをガタガタやっていても、ハムちゃんは何事もないかのようにペレットを食べています。
これだけ広ければ何でも置けると思い、キノコハウスをカムバックしました。これで3つのハウスから好きなのを選べます。
今のところ、新しく用意した四角い木製ハウスに寝ているハムちゃんです。
今日は更にキッチンペーパーをちぎって入れてみました。
これをくわえてどこに運んでいくか、です。きっとそこがお気に入りのハウスです。
9日目、陶器のキノコハウス
1月7日、ハムちゃんがキッチンペーパーを運んだのはまさかのキノコハウスでした。冬なのに陶器を選ぶとは想定外です。
しかもキッチンペーパーが、噛んで細かくふわふわになっています。
キノコの窓からキッチンペーパーと広葉樹マットしか見えませんが、ハムちゃんが中に潜って寝ています。
ホントに何が好みなのか、予測がつきません。
13日目、ふたたび新しい木製ハウス
1月11日、ケージのお掃除後に、ハムちゃんは再び新しい四角い木製ハウスにキッチンペーパーを運んでいました。
ヒーターはケージの真ん中あたりに設置してあるので、温かさはハウス選びの要素に関係ないはずです。様子を見ていたらキノコハウスもたまに出入りしています。
14日目、これで決まりか?!
1月12日、新しく用意した四角い木製ハウスに今日も入っています。巣材用にちぎったキッチンペーパーを追加して入れておきました。これで落ち着いてくれるかな?
キノコハウスはたまに出入りして遊んでいる様子なので別荘的に残すことにします。先代からの丸い木製ハウスは撤去しました。
ハムちゃんのお気に入りが決まったのか、私の気持ちが気が済んだのか、どちらかわかりませんがこれでケージ内の配置がほぼ決まりそうです。
その後、入口がトンネルになった!
1月16日、水を飲む音がしたので見てみると・・・
ハムちゃんは上手に水を飲んでいましたが、なんと木製ハウスの入り口がトンネルになっていました。
ここから出てきたようです。
少したって見るとトンネルは崩れて穴がふさがっていました。
フタを開けたら眠そうに顔をあげました。
やはり、床敷き材とキッチンペーパーにもぐるのが好きです。
ハムスターにとって快適なハウスは
ハムちゃんのハウスを試行錯誤しましたが、その過程ではこんなことに気をつけました。
暗くて隠れられる
まさにハウスはそのためにあります。ハムスターは夜行性で憶病な性格です。暗いところにもぐって隠れていたいのです。
床敷き材が厚めにあれば、好きにもぐるのでも充分かもしれないぐらいです。ただしそれだけにするなら、もぐれる量の床敷き材が厚く多く必要です。
身体の大きさに対して適当な広さ、狭さ
身体が小さいジャンガリアンなどのドワーフハムスターと大きいゴールデンハムスターでは適度なハウスの大きさが違います。
中で体の方向転換ができ、自由に動けるぐらいの広さは必要です。でもあまり広すぎると今度は落ち着かなくなってしまうので、適度な広さ、狭さが良いです。
適切な温度
ハムスターは20℃から25℃が適温です。冬なら室温が20℃を下回ったらハウスの下にヒーターを入れます。または、エアコンをつけっぱなしにして室温を20℃以上にキープするか、です。
夏場も、もちろんエアコンで24時間温度管理が必須です。
材質
私は木製ハウスが良いと思います。天然素材だし、かじり木の役目もしてくれます。おしっこで汚れたりするので、消耗品と考えています。
プラスチックのかわいいハウスがいろいろありますが、かじってしまうのでは?と思うので、使ったことがありません。かじらない子ならいいのかも。
夏場はひんやり感のある陶器もよく入ってくれます。
自分のにおいがある
初めてホームセンターから連れて帰るとき、ホームセンターで入っていたケースの床敷き材を少しもらって帰り、新しいケージの床敷き材に混ぜます。元居た場所のにおいで安心してもらうためです。
ケージの掃除で床敷き材を新しく交換するときは、すべて捨てずに汚れてない部分を少し取っておきます。新しい床敷き材に混ぜて、ハウスの中にも少し入れてあげると自分の場所だと認識します。
ハムスターは自分のにおいがあることで安心します。
寝床として落ち着ける場所
ハムスターは寝床、トイレ、食事の場所を別にする性質があります。ケージの中でそれらを隣り合わせで置くのではなく、四隅に配置する方が、ハムスターがそれぞれの場所として認識してくれます。
ケージの扉から少し離れている奥側で、トイレからもフード入れからも離れた場所にハウスを置くと落ち着きます。
そして、ここ大事ですが、ハムスターは安心して落ち着いて隠れたいので、私のように次々と違うハウスを入れ替えたり、移動したり、ハウスのフタを開けて覗いたりするのは良くありません。
ハムスターは憶病な性格なので、毎日のお掃除だけでもストレスを感じています。
ハムちゃん、ごめんね。新しい木製ハウスは気に入ってくれたかな?もうこれで落ち着くからね。
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