発達障害 怒る 大人 と検索すると、アンガーマネジメントという言葉に遭遇します。アンガーマネジメントとは、怒りっぽい人が自分で感情をコントロールすることです。
最近は企業でも注目しているとのこと、ぜひ私の勤め先の上司にもお願いしたい限りです。
それはさておき、発達障害の30代娘の話です。私は普通の会話のつもりでも、娘には何故か怒りの原因になります。
怒っている本人は怒っていると思っていない
私の考えですが、アンガーマネジメントには本人の自覚が必須だと思います。
本人が、自分は怒りやすいことを自覚し、怒りは良くないことを理解し、改善する意思を持たなければ、どうにもなりません。
娘は自分が怒っているという自覚がありません。自分の正当性を訴えているのです。
理不尽に怒り泣き叫ぶことを悪いと思っていません。悪者はいつも、怒りの矛先である私です。
これは昨年8月の私の記録です。
2018年(昨年)8月11日の記録
吠える、吠える。
わめく、わめく。
叫ぶ、叫ぶ。
目の前で私は平常心を保とうと努力している。
これっぽっちも悪気は無いのだ。
これは、普通の会話なのだ。
どうしたいのか、何が言いたいのか、良く状況を見極めれば
どうすればいいのか、何と言えばいいのか、見えてくるはず。
落ち着け。
冷静に考えて、穏やかに語りかけよう。
できることを速やかに行おう。
・・・・・・
今日はわりとすぐに落ち着いた。
良かった・・・
2018年(昨年)8月27日の記録
あの、いきなり怒り出して叫び続ける症状、何とかならないものか。どう考えても私に非は無い。防ぎようがない。
何の原因もなく大声で叱責されるのは、病気の症状で仕方ないとわかっていても、毎日、度々、延々と続くと、こちらの精神状態がまいってくる。
1年ほど前に、大声で怒らないでほしいと頼んだことがある。出来る限り柔和な話し方で。
ただ、その頃は「うつ病」としか考えていなかった。
広汎性発達障害や知的障害を前提には話していなかったのがいけなかった。普通に通じると思っていたわけだ。
結果は火に油だった。更に大声で延々と泣き叫び続けてしまった。
自分が、耐えられるように工夫するしか、策はなさそうだ。
どうしたらいいのか・・・
どう乗り越えるか・・・
怒られてばかりもいられない
去年の夏、本当に娘の怒りが最大限にひどかった頃です。理屈が通じません。
私は至近距離の泣き叫び声から自分を守るため、その場を離れようと試みました。すると「無視した!もう自分はいないほうがいい!」と怒りが増し、更に大変なことになりました。
毎日のように怒りの爆発が始まり、収まるまで1時間半から長ければ3時間近く。ひたすら至近距離で娘の甲高い大声の泣き叫びを受け止め、返事をし、娘が自分で拭こうとしない涙と鼻水とよだれを拭き続けました。
その後、秋ごろから少しずつですが娘の怒り発作の頻度は減っていきました。減りましたが無い訳ではありません。
私としても、無意味に怒られてばかりでは自分の精神状態があやしくなります。
カサンドラの危険を常に感じながら、発達障害の娘にアンガーマネジメントをどう伝えれば良いのか、その方法を模索しています。
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